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山陽新聞「春季例大祭ライブ配信」

 あす、神事など解説 コロナ終息も祈願

 

 備前国総社宮(岡山市中区祇園)は29日、五穀豊穣や無病息災を願う「春季例大祭」の神事を動画投稿サイトのユーチューブでライブ配信する。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛に対応するため、初めて取り組む。今年は早期終息も合わせて祈願する。(岡村綾乃)

 

 神事は午前11時に開始。祝詞の奏上や世の太平を祈る「浦安の舞」。地域代表者らの玉串奉納を執り行う。ライブ配信では、視聴者に分かりやすいよう神事の趣旨などを職員が解説するほか、総勢90組のアーティストらがコロナ禍を機に作った歌も紹介する予定。

 総社宮では、毎年この時期に春季例大祭を開催している。約200人が参加するみこしの練り歩き、歌や踊りといった奉祝行事に加え、境内に飲食店が並び、県内外から大勢の参拝者が訪れる。今年は感染防止のため屋台を中止し、みこしの練り歩きを延期するなど内容を縮小。神事のみとしたが、コロナ終息を多くの人と祈念したいとの思いからライブ配信を行う。

 総社宮の祭神・大己貴命(大国主命)は、神話「因幡の白兎」でガマの穂を用いて白ウサギを助けた医療の神としても知られる。武部一宏宮司(47)は「一日でも早く不安が取り除かれ、日常を取り戻せるように願いたい」と話している。

 ライブ配信は総社宮の公式チャンネルで見られる。


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